hosinoseiya’s blog

タワマンに住んでる公務員のブログ

分をわきまえる。

三田ガーデンヒルズの80㎡を買いたいという夫婦が公認会計士に相談するスレッドを見ていた。

 

 

夫婦の世帯年収は1500万円、ああ、正直話にならないわ、と思ったけど、案の定冷たくあしらわれていた。最低でも3億円やからな。身の程を知ればよいと思った。(辛辣)

 

 

ほかにも、人生後悔したくないから、という理由で、銀行相手にローン通す方法教えろと言う輩がいたり、なんかいろいろだなあ、と。こんなに分をわきまえない人がたくさんいるんだな、とがっくりきた。

 

 

なんでこういう勘違い野郎が多いんだろうな。普通のサラリーマンなんかどんだけ背伸びしても買えない物件なんか、東京には腐る程あるねん。身をわきまえて湾岸タワマンでも買えばええやん。三田ガーデンやら番町やら広尾やら、そんなん、庶民が住む場所じゃないんだから。

 

 

世帯年収1500万?はあ、そりゃただの庶民ですわ。公務員のつがいでもそのくらいの世帯年収にはなるわ。そんなもんでよく三田や番町や広尾に住もうと思えるな。あまりにも世間を知らなすぎて逆に頭が下がる。それでよくアッパーミドルやなんて思えるな。節操なさすぎや。階級って知らんのか。

 

 

手が届きそうで届かないもの、に対する僻みならわかるけど、そもそも拝み見ることすら叶わないものに対して幻想を抱きすぎでしょ。東京で一番いい家を買いたいならそれだけの地位とポジションが伴わければならないことがなぜ理解できないのだろうか。ユーチューバーや億り人の成功譚に感化されすぎ。

 

 

なんかもう、最近こういうSNSに感化されちゃって自分でも億ションいけるんじゃね?系の人が増えてるのかなあ、と思うと、がっくりくるよね、いろいろと。

 

 

私らみたいな庶民はさ、湾岸タワマンでええやん。な?

なんでそういう分をわきまえないのかなあ、と単純に不思議です。

公務員でよかった。

ネットでは公務員年収が低いのどうのと言われるが、私自身に関して言えば、特に現状に不満はない。


私は国家一般職(旧Ⅱ種)で23区内の官署に勤めている34歳だが、昨年の年収は700万円ほど。

可もなく不可もなく。


文系大学院を修了してすぐの25歳で就職し、28歳で結婚


同じ年に湾岸エリアタワーマンション(2LDK)を購入して、今に至る。

(買ったタイミングがよかった)

ちなみに、特にから支援を受けているわけではない。頭金は全額貯金を崩したし、ローンは私名義で単独フルローンである


妻も働いているが、二人ともそれほど激務というわけではない。二人とも、趣味生活もそれなりに充実している。


そのうち子供も生まれるだろう。


マンションを購入したタイミングがよかったというのもあるが、資産は年々増えている。東証プレミア民間大手就職した同期と比べても、生活水準でそれほど差があるとは感じない。むしろ仕事にはかなり恵まれたほうだと感じている。


年収はこれから年功序列で上がり続けるし、残業すればしただけ残業代はつく。

人事院勧告により、大手企業との差は常に修正されていく。そのうち週休3日制も導入されるらしい。


仕事にはやりがいもある。なにより、国家基本的政策に関われるのが大いに楽しい


民間企業の人を見ていると、たかだか年収数百万円程度の差でマウントを取ってきたりすることもあるが、所詮どんぐりの背比べであると感じる。

 

 

日本企業基本的に横並び主義であるし、最近は少しずつ変化してきているとはいものの、民間転職サイトなどを見ても、同じような学歴の人が行くような同業他社に関しては、みなだいたい1000万円くらいの水準にガラス天井があり、その前後で多少のバラツキがある程度にすぎない。ぶっちゃけ20代から30代半ばまでのサラリーマンなら、総合商社などを除けばだいたい同じようなレンジに収まるくらいの差しかないのである


今後数十年働くということを考えると、自分専門性スキルを磨ける場所に飛び込んだほうがよいという考え方はあり得るが、その「専門性」や「スキル」について、どれほどの人が本質的に考えたことがあるのだろうか。特定の狭い世界での知識業界経験パワポエクセルマクロの組み方なんかを専門性というのではさすがにないとは思うが、

 

専門性スキルを磨けば「楽しい人生が送れるのだろうか?それは世界を豊かにすることに役立つのだろうか?あるいは、人類歴史に何か新しい知見をもたらしてくれたり、国や世界に関わる普遍的な仕組みに関わることに繋がるのだろうか?


そう考えていくと、

 

私は、今の仕事を続けながら仕事に関わる研究をしつつ、趣味でもそれなりの結果を残しながら、私生活も愉しみ、経済的にも安定した生活を生涯にわたって続けていけることが保証されている今の身分に割と満足している。


公務員でよかった、という考えの人はあまり目立たないので、結果的SNSでは不満ばかりが渦巻いているように見えることもあるが、実際のところ、大半の公務員は現状の待遇についてそれほど不満は持っていないのではないかと思う。


若手の離職率が上がっているとされているが、これまで離職者がほとんどいなかったことと比較してのことであり、民間と比べればまだまだかなり低い水準である

 

 

民間転職ブームが少しばかり、行政公務員にも余波を与えているに過ぎない。倍率の低下もそもそも少子高齢化なのだから、ある程度は仕方のないことであると思う。現に、中途採用者で募集をかけると、文系事務職に関してはすごい倍率になるし、入庁してくる方々もみなさん優秀な方々である新卒の方々のクオリティーも特段低下しているようには見受けられない。

 

なにより、ノルマというシステムがないのがいい。売り文句も買い文句も考える必要がないし、仕事ができなくてもある程度の収入は保証される。

 

 

そういうわけで、私はこれからもこの仕事を続けていきたいし、子供が生まれたら子供にも公務員を勧めることにする。

もちろん、世界に羽ばたくことも選択肢としてあっていいと思うし、民間世界も広くて深いわけだが、ただ、私は今の仕事が好きだし、今後も国家公務員として、この国のために少しでも貢献していけたら役人冥利に尽きるな、と思うだけのことである